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華やかなライブステージの陰には、良い音を求めて日々研究を重ねる楽器クラフトマン、リペアマンの存在があります。これからの音楽業界を支える、楽器職人の卵たちを訪ねました!
キャットミュージックカレッジ専門学校
ギターエンジニアやミュージシャン、ダンサー、音楽スタッフなど、音楽業界、エンターテインメント業界を目指す若者のために、幅広い専攻を備えた専門学校です。
吹田市垂水町3-29-18
URL: http://www.cat.ac.jp/

半年後には職人の世界へと羽ばたく2人。楽器づくりを目指したきっかけと、現在の想いを聞きました。
左:ギターエンジニア専攻2年 田中 紀行さん(22歳)
右:ギターエンジニア専攻2年 野口 佳佑さん(20歳)
- きっかけは人との出会い
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野口さん : 中学生の頃、旅先でアンプを手づくりしている人に出会って。自分でものをつくる姿がとても格好良く、「僕もつくる人になる!」とそれから一直線でした。ベースが趣味だったので、楽器職人の道へ進みました。
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田中さん : 僕は演奏するというより、ギターそのものが好きで。地元の楽器店でたくさんのギターやベースを触らせてもらううちに、機種ごとの音の違いにのめり込んでいきました。そこの店員さんが楽器づくりの学校を出ていて、進学を勧めてくれたんです。
- 入学、初めての音づくり
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野口さん : 音は、弦の高さをほんの少しいじるだけでも変わるんですよ。それを自分の手で初めて実感できたとき、「面白い」と思いましたね。今までは、本当に何気なくベースを弾いていただけでしたから。機会があれば友達のギターの調律をさせてもらっていますが、その人その人が「どんな音を求めているのか」探していくのは楽しいです。
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田中さん : ギターの弦を留める『ブリッジ』を調整することで、弦を緩めたり引き締めたりして、音にビブラートをかけることができるんです。このメカニズムを知ったときは興奮しました。専門的な話になってしまいますが。
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野口さん : 完成させたときは「ええ音なるやん!」って感激しましたね。僕は今でも、音の最終調整が一番好き。
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田中さん : 僕は、「こんなに苦労したのに、何この音!」って思った。日本人の手仕事って、細かくて緻密なものでしょう?それに比べたら、メイドインジャパン、なんてとても言えないなって(笑)
- 音づくりで大事なこと
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野口さん : 考え続けること。音は、やすりとか、塗装とか、小さな作業の積み重ねでできるものなので。自分がつくりたい音のイメージを常に頭に置いて、手を動かします。
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田中さん : あとは、オン・オフの切り替えもすごく大事。1つの作業に目が行き過ぎると、最終的な音のイメージを見落としてしまいます。それに、木は"生き物"ですから、状態は刻々と変化します。昨日ぴったり削ったところが、今日には狂っていることなんてざら。焦らず、長い目で向き合っていかないと。
- 音づくりの楽しさ
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田中さん : 毎日「気付いたらこんな時間!」って感じ。教室の中は、木の甘い匂いやまろやかな匂いがプンプンしていて、居心地が良いです。
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野口さん : 僕たちはまだ手探りの段階ですが、いい音のする楽器がつくれれば幸せ。個人の音の好き嫌いを超えて、ただ純粋に「いい音やな」と思ってもらえるものをつくりたいです。
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田中さん : 「手づくりでないと、その人でないとつくりだせない音がある」というのはやっぱり面白いですよね。
- 最後に、楽器を弾く人たちへ
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野口さん : 普段手にしているものって、ほとんどが"既に出来上がったもの"ばかりですよね。つくるところを見る機会は、なかなかない。実際、中学3年生までの僕は、"つくり手"のことなんて考えたことがありませんでした。「身の回りのものは、人の手でつくっていくんだ」と気付いた時のインパクトは、今でもずっと記憶に残っています。
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田中さん : 楽器を弾く人たちに、「人の手でつくられているんだよ」ということを、なんとなくでも知っておいてもらえたら嬉しいですね。