
商品の梱包や、物流。日常の様々な場面で使用されている『段ボール』。近畿刃物工業は日本で数社、西日本で唯一の『段ボール用刃物』の製造に特化した企業です。1960年の創業以来、培ってきた刃物製造のノウハウを生かし、材料の仕入れから加工、納品までを一貫生産しています。日々、技を磨き、自分を磨く近畿刃物工業の職人たちに熱い想いを語って頂きます。
近畿刃物工業 株式会社守口市大日町3-33-12
従業員数 32名
URL: http://www.kinkihamono.co.jp/
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商品の梱包や、物流。日常の様々な場面で使用されている『段ボール』。近畿刃物工業は日本で数社、西日本で唯一の『段ボール用刃物』の製造に特化した企業です。1960年の創業以来、培ってきた刃物製造のノウハウを生かし、材料の仕入れから加工、納品までを一貫生産しています。日々、技を磨き、自分を磨く近畿刃物工業の職人たちに熱い想いを語って頂きます。
近畿刃物工業 株式会社

研磨職人 幾島 純也(いくしま じゅんや)さん(25歳)
近畿刃物工業で仕上加工である研磨を担当している入社6年目の幾島 純也さん。『刃物づくり』のやりがいを聞きます。
ミリ単位で研ぎ磨く技
3ミリごとに刃が並んだノコ目。
3ミリ。また、3ミリ。刃物の先に3ミリ間隔で連なった『ノコ目』(右写真)。これを1目ずつ、研磨機に当てていきます。コツは「真っすぐに、突くように」研ぐこと。繊細にミリ単位で動いていく手先は、まさに職人の技です。
「指先がちょっとブレただけで、刃先が欠けてしまったり、折れたりします」。仕上げである研磨で失敗すれば、工程の始めからつくり直し。「自分だけではなく周りの人も巻き込んでしまいますから、作業中は失敗しないよう気を付けています」。
そう話すのは、入社6年目の若手研磨職人、幾島さん。磨いているのは『段ボール用刃物』の刃先です。1日に約60枚の刃物、つまり約6000のノコ目の研磨を行っています。
西日本で唯一、『段ボール用刃物』を専門として製造している近畿刃物工業。刃物業界では珍しく、材料の仕入れから加工、納品までを一貫生産しています。幾島さんが行っているのは、その最終工程である『仕上加工』です。
「刃先のノコ目を研磨することで刃物に初めて『切れ味』が生まれます。研磨がキチンとできていないと、切断時に出る紙粉も多くなり、刃物として使いものになりません。研磨は、刃物の良し悪しを決める重要な作業です。かなり細かな作業なので、集中力が何より大切ですね」
チームプレイで働く
工業高校を卒業後、近畿刃物工業へ入社した幾島さん。入社してすぐに仕上加工の担当となり、研磨の腕を磨いていきました。そして、5年目の昨年。仕上加工の責任者だった上司が別の工程へ異動となり、幾島さんが仕上加工の責任者に。
「それまでは『職人』として働いていたので、仕事の段取りや後輩への指導方法などわからないことばかりでした。とにかく大変で、負担に感じた時期もありましたね」。そんなとき、助けてくれたのが会社の先輩や同僚だったそうです。「作業が回っていないときには別の工程の人が手伝いに来てくれたり、後輩の指導で悩んでいるときは先輩が助言をくれたりと、色々な人に助けてもらいました。そのときに初めて『仕事は自分1人でやるのではなく、チームプレイなんだ』とわかりましたね」
幾島さんの今後の目標は『幅広く技を磨くこと』。
「将来的には仕上加工だけではなく、全ての工程で作業ができる職人になりたいです。自分が色々な技能を身に付けておけば、他の工程も手伝えますからね。そうやって、みんなで助け合っていけば作業の効率も上がると思います。仕事ってチームプレイですから」