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ものづくり現場レポート

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坩堝職人 加藤 義政(かとう よしまさ)さん

坩堝職人 加藤 義政(かとう よしまさ)さん

ベテラン職人に聞いた!若者へのメッセージ

坩堝をつくって50年。半世紀を坩堝と共に歩んできた加藤さんは「まだまだ自分は修行中」と話します。若者への熱いメッセージを頂きました!

まだまだ続く職人道

まだまだ続く職人道

坩堝づくりは『10年で一人前』と言われていますが、50年間坩堝をつくっていても、自分で納得できる製品はまだつくれていません。毎回、失敗しないように気をつけていますし、反省点があります。まだまだ修業中ですね。坩堝は35日ほどで寿命を迎えるのですが、1日でも長く使えるように耐久性のある坩堝を、お客さんに喜ばれる坩堝をつくるのが目標です。『このくらいでいいか』という甘えは自分を駄目にしますからね。初めは失敗続きが当たり前。頑張っているうちに自分自身の技の上達に喜びを感じるようになってきます。

本気になれる仕事を!

不景気の影響で、今の若い人たちは仕事が選べる時代じゃないのかもしれません。でも、だからこそ若い人にも『本気になれる仕事』を見つけてほしいと思います。私も若い頃は『陶芸に移ろう』とずっと考えていました。でも、同じ坩堝職人だった父が他界してからその想いは一切なくなりましたね。今では坩堝を手でつくる職人もほとんどいません。この技術を残していけるよう伝承していこうと思います。

本気になれる仕事を!

坩堝ができるまで

現在、ろくろでの坩堝成形を行っているのは日本でも奥村坩堝(るつぼ)製造所だけです。ろくろでの『日本式坩堝』の製造工程を紹介します。

01

坩堝ができるまで

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粘土づくり
蝋石(ろうせき)などの原料と水を混ぜ合わせ、真空土練機で土中の空気を抜きます。その後、粘り気を出すために粘土を1ヶ月間寝かせます。

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ろくろ成形
粘土を積み上げ、ろくろを回し、成形します。厚さ、角度や大きさなど、目と手先の感覚が全てです。

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乾燥
成形を終えたものを水気が抜けるまで、約1ヶ月、乾燥室で寝かせます。

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焼成(しょうせい)
ガスの量や空気の量などを調整して坩堝を焼成します。1週間かけて焼き上げるため、24時間火の番が必要です。

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完成
完成した坩堝は日本各地のガラス製造企業へと配達され、様々なガラス製品を生みだします。

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