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ものづくり現場レポート

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タマノイ酢株式会社

“お酢づくりを支える若き力

お酢は、人間の手によってつくりだされた世界最古の調味料と言われおり、日本でも古くから親しまれてきた調味料のひとつです。身体にも良く、疲労回復や食欲増進、カルシウム吸収促進などの効果があると言われています。創業104年を迎えるタマノイ酢は『食酢』を中心に、飲料、ヘルスケアなど幅広い製品を手掛け、飛躍する企業です。そこには若き力の支えがありました。

タマノイ酢株式会社
堺市堺区車之町西1-1-32
従業員数 300名
URL: http://www.tamanoi.co.jp/

中央研究所 品質管理 秋村 和美さん(26歳)

「責任」と「やりがい」

中央研究所 品質管理
秋村 和美(あきむら かずみ)さん(26歳)

入社2年目。中央研究所で品質管理の業務を行っている秋村 和美さんに『仕事のやりがい』について語って頂きました。

責任に気付いた瞬間

タマノイ酢では『若いからこそできることがある!』と入社1年目から、積極的に若手社員に重要な仕事を任せています。若手が、柔軟な発想で新しい研究を行い、情熱を持って事業に取り組む。様々な部署で活躍する若い力が、タマノイ酢を支えています。タマノイ酢の看板商品である『はちみつ黒酢ダイエット』も入社2年目の若手社員が中心となり開発した商品です。

「正直、入社1年目は戸惑いました」と話すのは、大学院を経て昨年入社した秋村さん。現在は『品質管理』を担当しています。品質管理の仕事は、商品の成分を調べ、許容規定数値を再設定し、製造工場と品質面でのやりとりなど『商品の安全を保証する』ことです。

「いきなり品質管理を任されて、始めは『与えられた仕事を終える』ことに必死で、その先にあるお客様のことが見えていませんでした。自分のなかに『まだ1年目だし』という甘い気持ちがあったのかもしれません」。しかし、あるとき、「先輩から『商品は実際にお客様が口にするものだよ』と言われて、『品質管理は大切な仕事なのだ』と改めて気が付きました。お客様からすれば、2年目も20年目も関係ありません。大切であり、責任の大きな仕事です」

「責任」と「やりがい」

安全を"目"で確かめる

「お酢の品質を測る尺度の1つとして酸度があります。パッケージの材質を変えたときや、製造工程に変更があったときなどに、商品の品質がきちんと保たれているのか、中和滴定を行います」。

中和滴定とは、検査商品にアルカリと酸が中和するまでアルカリ溶液を滴下し、その滴下量から検査商品の酸度を導きだす検査です(写真1)。

その他にも色調検査や、賞味期限の設定(写真2)など秋村さんの仕事は『研究室での作業』がメイン。さぞ『研究室にこもりっきり』と思いきや、「数字やデーターだけではわからないことがたくさんあるので、実際に工場に足を運び、『きちんと安全につくられているのか』、自分の目で確かめるようにしています」と、予想に反した答えが返ってきました。

そして「責任をプレッシャーに感じた時期もあった」と言う秋村さん。
「でも、今では仕事が楽しいと思えます。部署間でぶつかることも多いですが、どの部署も商品を『より良くしたい』と思っている証拠。責任が大きいってことは、やりがいも大きい。みんなで一緒に頑張れる今の環境が楽しいです」

写真1
写真1:『中和滴定』でお酢の酸度を測り、品質検査を行います。
写真2
写真2:高温を保つインキュベーターで商品の劣化を調べ、賞味期限を設定します。